スコーン

【北欧、暮らしの道具店】フィーカを楽しむシナモンロールスコーン


こんにちは。
朝晩、肌寒さが増してきましたね。

これからの季節、コーヒーや紅茶と一緒にお菓子をいただく機会も増えるのではないでしょうか。

北欧ではそうした時間を「Fika(フィーカ)」と呼んで、家庭ではもちろん、職場や学校でも楽しまれているそうです。

先月、「北欧、暮らしの道具店」さんのサイトの特集記事にて、フィーカに合わせたお菓子の作り方を掲載していただきました。

私がご紹介したのは、シナモンロールスコーンとアーモンドビスコッティです。

ビスコッティについては、次の記事に書かせていただくことにして、今回はシナモンロールスコーンについてお話しさせていただきますね。

カルダモン風味のシナモンロールスコーン

北欧のシナモンロールについては後で書かせていただきますが、作り方が複雑、ということで、今回は手軽に作れるスコーン生地を使ったシナモンロールをご紹介することになりました。

本場のシナモンロールをいろいろ調べたところ、北欧のシナモンロールには、シナモンの他に、カルダモンが欠かせない、とのことでした。

そしてカルダモンは粒状のものを生地に混ぜ込んで焼くのだそうです。

日本では粒状のカルダモンは見かけないので、ホールのものを砕くか、あるいはパウダー状のもので代用するといいですね。

カルダモンの風味が北欧のシナモンロールらしさにつながりますので、これは欠かせないですね。



材料と作り方は次の通りです。

シナモンロールスコーン 材料

6個分
・薄力粉 120g
・塩 小さじ1/4
・三温糖(お好みの砂糖) 10g
・ベーキングパウダー 小さじ1
・カルダモンパウダー 小さじ1/4

・植物油 35g
・牛乳 20g
・プレーンヨーグルト 30g

フィリング
・三温糖 30g
・シナモンパウダー 小さじ1
・植物油 小さじ1と1/2

シナモンロールスコーン 作り方動画

作り方のコツ

材料も作り方もとてもシンプルなので、どなたでも手軽に作っていただけると思いますが、以下の点に注目していただくと、よりおいしく仕上がると思いますので、参考にしてみてくださいね。

生地をしっかりまとめる

スコーン生地を作っていると、ぼろぼろした状態になると思います。そこでやめずに、なめらかになるまでよく混ぜてください。中途半端な状態で焼いてしまうと、生地がべたついて成形がしづらくなりますし、もそもそとした食感になってしまいます。

混ぜ方については動画をご覧ください。

フィリングはぽろぽろでOK

フィリングというと、ペースト状のものをイメージするかもしれませんが、ぽろぽろの状態で構いません。生地全体に満遍なくまぶしかけてください。

巻き方はアバウトで

ロールに巻き上げる時の巻きの強さもポイントになります。

きちきちに巻かず、オーブンシートを持ち上げてごろっと巻いてしまって構いません。

きちきちに巻くと、生地が膨らむ余裕がなくなって、食感が固くなってしまいます。

ふんわり巻き上げることで、生地同士の間に隙間ができ、ふんわりと焼き上がります。



北欧のフィーカといえば、シナモンロール

シナモンロールと聞くと、ハワイのシナボンをイメージする方も多いのではないでしょうか。
実は私もそうでした。

ところが、北欧の国々で作られ、食べられているのはそれとはちょっと違いました。

形はうずまきだったり、フィンランド語で「コルヴァプースティ(Korvapuusti)=つぶれた耳」と呼ばれる、花巻のような形をしたパン菓子でした。

シナボンのようなチーズフロスティングもかかっておらず、代わりにワッフルシュガーを振って焼かれています。

このワッフルシュガーがまた北欧特有の細かさで、日本では入手不可能のようでした。

食感はふわふわではなく、割とパサっとした食感のようです。

きっと、コーヒーを何倍もおかわりしながら食べるのにぴったりなのでしょうね。

イーストを使ったシナモンロールの試作

気になったので、私も実際に作ってみました。

焼き立てはふかふかでもちもちなのですが、イーストの量が多めなせいか、やはり時間が経つにつれて固く、ぱさついてくるような生地でした。

冷めたらレンジで温め直すとおいしかったです。

確かにこれはコーヒーが進みます。

シナモンとカルダモンの香りに包まれながら、フィーカを楽しんではいかがでしょう。

至極がもたらす、至福のひととき。blissful coffee(ブリスフルコーヒー)