みんなが大好きなプリン。
うちでも家族の好みに合わせてその都度配合を少しずつ変えながら試作し続けてきました。
今回のレッスン動画では、今、私が一番気に入っているプリンの配合と作り方をご紹介したいと思います。
配合のバリエーション
全卵だけで作ったり、卵黄を加えて作ってみたり、牛乳と卵の割合を少しずつ変えてみたり…
卵、砂糖、牛乳といったシンプルな材料だけで作れるのに、プリンの配合のバリエーションは数限りなくありました。
大きさのバリエーション
同じ配合でつくったとしても、型の大きさによって味や食感が変わるのもプリンのおもしろさ、というより難しさです。
まず、大きいプリンと小さいプリン、どちらを作るかは好みによるところだと思いますが、焼き時間が全然変わってくるので、その都度調節しなければなりません。
また、キャラメルとプリン生地とのバランスで選ぶなら、キャラメル重視でいきたいときは小さい方、プリン生地メインなら大きい方ですね。
そして固さはしっかり固めの食感が好みなら、大きいプリンの方がよりその食感を楽しめると思います。
型のバリエーション
プリンを作るうえで私がかなり重要視しているのが型の材質です。
金属、特にブリキのような錆びの出やすい材質はNGです。
冷やしている間に金属臭が移ってしまいやすく、一晩おいて型から出したらプリンの表面全体が黒ずんでいた、なんてことにもなりかねません。
直径15㎝の丸型で作りたい場合など、つい、スポンジ型を使ってしまいたくなりますが、スポンジ型にはブリキが使われていること多いので、ここはぜひアルミかステンレス製のものをお選びくださいね。
おすすめプリン型
ならば、どんな材質がおすすめなのか?
ズバリ!陶器がガラスです。
理由は熱の当たりが穏やかだからです。
熱の当たりが強すぎるとご存じのように、プリンの表面にぶつぶつと穴が開いた状態=「す」が立った状態 になってしまうのです。
これは見た目に悪いばかりでなく、食べたときに著しく食感を損ねますので、できるだけ避けたいものです。
すが立つ原因は熱の当たりが強すぎることなのです。
ですので、プリンにすが立たないようにするには陶器やガラスの型がおすすめです。
おすすめのプリン型①
まず、私が大きなプリンをつくるとき、ずっと愛用してきたのが、陶器製の
フランスアピルコ社のスフレ型です。サイズは直径15㎝を持っていますが、今は販売されていないようで、直径13㎝のものしか見当たりませんでした。

アピルコ製かどうかは置いておき、私がプリンにはスフレ型がいいんだな、と思うようになったきっかけは、フランスの古い辞典のような本でした。
クレームカラメルについて書かれた章の中には、大小のスフレ型がいくつも並んで載っていました。
それ以来、プリンにはスフレ型なんだな、となんとなく記憶に残っていたのです。
実際に使ってみると、熱の当たりが穏やかで、すが立たず、プリン生地の色も白っぽくきれいに仕上がります。
今でもプリンを作るときにはよく使っています。
おすすめのプリン型②
そして、2つめは最近よく使っている耐熱ガラス容器です。
耐熱容器でおなじみ、Iwakiのぱっくボウル(1.3l)です。
実はこちらは普段、作り置きによく使っているものです。
今まで、これでプリンを作ろうとは思いつかなかったのですが、ふと、大きなプリンを作るには丁度よさそう、ということで試してみたら、最高の仕上がりだったのです。
さらに、本来の姿は密閉容器。

蓋つきなので、型を外す前に保存しておくのにもぴったりです。
使い始めてもう10年近くになりますが、プリンをつくるのにこんなに好都合だったとは。
気づきませんでした。
今回のレッスン動画はこのIwakiのぱっくボウル(1.3l)を使ってご紹介しています
焼き時間と温度
プリンは同じ配合、同じ型、同じ大きさで作っても、焼き時間と温度によって食感が微妙に異なります。
実は今回プリンの動画を作るにあたって、2通りの焼き具合で試作をしてみたのです。
すると、えっ、と思うくらい食感が異なり、味も微妙に違いました。
おもしろかったので、その違いが分かるように、動画の最後に2つの動画を並べて載せてみました。
ちなみに私と家族の好みは2番目に出てくる方でした。
レッスン動画のポイント
プリンを作るときに迷いやすいところや疑問に思われそうなところを解決したいと思い、動画を作りました。
ポイントはこんな感じです。
キャラメルソースの作り方
キャラメルの焦がし具合
火からおろすタイミング
プリン生地の作り方
牛乳の沸かし加減
卵液との合わせ方
混ぜ方
湯煎の仕方
湯煎のお湯の量
湯煎のお湯の温度
オーブンに入れる前
オーブンから出した後
型からの取り出し方
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