涼しくなると、焼き菓子が作りたくなりますね。
今日は紅茶のケーキを作ってみました。
紅茶の香りを移すには?
紅茶の香りをケーキに移すには、①紅茶液を抽出して加える方法と、②茶葉を直接生地に振り入れる方法、そして③両方を合わせた方法などがあります。
抽出する方法にも、水で抽出するのか、牛乳で抽出するのか、生クリームで抽出するのかによって味も生地の質感も変わります。
全て試しましたが、一番手軽で紅茶の香りがしっかり残るのは、茶葉を直接生地に振り入れる方法ではないかと思います。

今回はそちらの方法で紹介します。
オイルケーキのメリット
私がオイルでケーキを作り始めたころ、「バターじゃないの?」とか「油っぽくならない?」とか、驚かれるのと同時に様々な意見を周りから言われたものです。
そのたびにお答えしてきたのは、「バターじゃないからこそ、素材の味や風味がしっかり感じられるんです。」ということでした。
リッチで風味豊かなバターを使うと、お菓子がおいしくなるのはもちろんですが、時に、その風味が強すぎて、繊細な味や香りが感じられにくくなるように思います。
一方、オイルはそれ自体に味や香りがありませんので、お茶ならお茶の、フルーツならフルーツの香りがしっかり引き出されるのです。
それを知ってから、オイルのお菓子の良さをもっと追求したい、という気持ちが深まりました。
油っぽくならない方法
オイルはバターに比べると、なじみにくい、というのは本当だと思います。
バターの成分には天然の乳化剤のようなものが含まれているので、生地とのなじみがよいのです。
一方、オイルはと言えば、「水と油」と言われるように、生地を作る他の材料となじみにくいので、とにかくよくよく混ぜるのが大切です。
ここを間違えると「オイルのケーキは油っぽい!」と言われてしまいます。
ですので、今日ご紹介するケーキもよくよく混ぜるのが大事です。
動画をご覧いただくと、混ぜて混ぜて混ぜきっているのがお判りになるかと思います。
食べた感想
こちらの生地、大変気に入りました。
焼き上がった直後はふんわり、半日ほどおくと今度はしっとりとしてきます。
いずれの場合もとても軽い食感で、紅茶によく合います。
これからの季節にぜひ作っていただきたいお菓子です。
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