今月のマンスリーレッスンのメニューは「マロンシャンテリー」でした。

こちらは栗の甘露煮を使ったマロンペーストでご紹介しました。
割れ栗
毎年何かしら栗のお菓子を考えますが、今回ご紹介したマロンシャンテリーは自分でもかなり気に入ったので、この秋はこれで行こう、と思っていたところに、スーパーで「割れ栗」というものを見つけてしまいました。
1キロ入りくらいの大容量で、確かに栗のてっぺんが少し割れているのですが、利平を思わせるような大粒の栗に、思わず買ってきてしまいました。
栗は買ったらすぐに処理!
帰宅して早速マロンペースト作りに取り掛かりました。
和栗ペーストのレシピ
これは確か20年位前のレシピだったでしょうか。
最近、過去レシピをPDF化したところでしたので、意外にすんなり見つかりました。
栗の皮を剥いてゆでこぼしてあくを抜き、水と牛乳、2段階でじっくり煮上げるレシピです。
なかなか手間暇のかかる作業ですが、作り始めたら段々夢中になってしまい、ペーストで終わらず、マロンシャンテリーまでたどりつきました。
動画にした理由
ペーストを作ってみて、栗の皮を剥く手順や煮詰め加減、ペーストの固さ、裏漉しの仕方など、時間が経つと記憶があやふやになってしまう工程が多かったので、これは動画にして撮っておきたい、と思い立ち、今度は割れていないきれいな栗を買ってきて撮影しました。
いつもは窓辺の明るい場所で撮影していますが、今回はガス台につきっきりになるので、うちの狭いキッチンで撮りました。
三脚を置いて上から撮影しましたので、鍋の中など、かなりわかりやすいです。
栗の皮剥き
栗の皮を剥くとき、みなさんは何を使いますか?
私は包丁で剥いてしまうことが多いのですが、疲れてくると栗専用の皮むき器を使ったりもします。
今回の動画では包丁と皮剥き器、両方で剥いてそれぞれ撮りました。
栗の皮剥き器は使うのが久しぶりすぎて、使い方を忘れていましたが、てこの原理で剥けるのでまあまあ楽です。
ただ、持ち手が滑りやすく、私の手にはサイズが大きすぎるのか、何度も持ち直さなくてはならず、ばねの中に皮が挟まってしまうなど、結局包丁の方が剥きやすいように感じました。
栗のサイズからすると小さなペティナイフが剥きやすそうですが、私は大きくて重めの包丁の方が栗の皮はなぜか剥きやすく、動画でも大きすぎない?という包丁を使っています。
と、ここで改めて栗剥き器を調べてみると。。。
なんと、新型栗くり坊主、という商品が出ていました。
撮影は終わっていましたが、早速今ポチっ(笑)
早く届かないかな。
とういうことで、動画では旧式を使っております。こちらも軽くて便利なんですけどね。
和栗ペーストを作ってみて
栗剥き器の話はさておき、本題の和栗ペーストの仕上がりについて。
割れ栗で作った初回の和栗ペースト。実は私の渋皮の剥き方が粗かったせいか、少し渋みが残ってしまいました。そこで急遽牛乳を加えて炊きなおしたところ、渋みはかなり抜けたものの、完全には抜けきらず。
でも、せっかく作ったことだし、とマロンシャンテリーまで一応仕上げました。
ところが翌朝食べてみると、おいしい!!
栗!という味だったのです。
これに味をしめ、渋みが少し残ってもこのおいしさなら、渋皮を丁寧に剥けば、もっとおいしくなるに違いない、と思って撮影では丁寧に剥いて作りました。
そしてマロンシャンテリーを作って食べたところ、あれ、美味しいけど味がやさしすぎない?
昨日の栗の濃い味に比べると、やや物足りなさを感じてしまったのです。
これはもう好みですよね。
マロンペーストを作るなら色もきれいに仕上がりますし、渋皮は丁寧に剥いた方がいいと思うのですが。。。
でも次回作るなら、最初の手抜き状態にもどそうかな、と思案中です。
レッスンのお申し込み