今日はアップルジンジャーブレッドをご紹介します。
2つのパウンドケーキ
私が作っているパウンドケーキには、大きく分けると2タイプあります。
ひとつはぐるぐる混ぜるだけのしっとりパウンドケーキ、もう一つは卵を泡立てて作るふんわりパウンドケーキです。
ふんわりパウンドケーキには、共立てパウンドと別立てパウンドの2種類あります。
しっとりパウンドケーキの特徴
今回は、ぐるぐる混ぜるしっとりタイプのパウンドケーキをご紹介します。
どんなパウンドケーキかといいますと
ワンボウルでぐるぐる混ぜるだけで作れます
一つのボウルに卵や砂糖、油、ヨーグルト、牛乳などを順に加えながら混ぜ、粉も最後に一度に加え、泡立て器でぐるぐる混ぜれば出来上がります。
ベーキングパウダーの力でふくらませます
ケーキを膨らませる方法にはベーキングパウダーなどの膨張剤を使う方法と、卵を泡立てて膨らませる方法があります。
しっとりパウンドケーキはベーキングパウダーの力でふくらませるので、どなたにも失敗なく作れます。
特別な道具を使わずに作れます
卵を泡立てる必要なないので、ハンドミキサーなども必要ありません。
ボウルと泡立て器など、キッチンにある道具で作れます。
しっとりとした食感に仕上がります
卵を泡立てたケーキがふんわりとした食感で軽く仕上がるのに比べると、しっとりパウンドはやや重めのケーキになります。
ただ、植物油を使っているので、バターを使ったケーキに比べると、後味は軽く仕上がります。
生地のアレンジがしやすいです
材料を順に加えて混ぜるだけなので、基本の生地を覚えれば、具材を変えたアレンジもしやすいです。
お菓子作り初心者の方におすすめのケーキです
上記のような理由で、どなたにも失敗なく作れるケーキです。
ふんわりパウンドケーキ
ふんわりパウンドケーキについてはこちらをご覧ください。

紅玉を使った新レシピです
拙著の「バターなしでもとびきりおいしい りんごのお菓子レシピ」をパラパラとめくると「アップルジンジャーブレッド」がありました。
本ではジンジャーパウダーを使用したレシピでしたので、今回は生のしょうがをすりおろして加えてみました。
しょうがのピリッとした辛味と、りんごの甘さのコンビネーションで、今の時期にぴったりな爽やかな味に仕上がりましたので、お試しいただけたら嬉しいです。
アップルジンジャーブレッド レシピ
材料
18×8×高さ6㎝のパウンド型 1台分
卵 1個
グラニュー糖 60g
植物油 70g
ヨーグルト 大さじ1
りんご(1個200gぐらいのもの) 1/2個
しょうが 15g
薄力粉 120g
ベーキングパウダー 小さじ1
シナモンパウダー 少々
下準備
- 型にオーブンシートを敷く
- オーブンを180℃に予熱する
- りんごは半分に切って一方は皮を剥いてすりおろし、残りは芯を除いて皮付きのまま7〜8ミリ厚さのくし形に切る
- しょうがは皮を剥いてすりおろす
作り方
- 卵にグラニュー糖を加え、泡立て器で1分ほど混ぜて砂糖をよく溶かす
- 植物油を少しずつ加え混ぜる
- ヨーグルトを加え混ぜる
- すりおろしたりんごとしょうがを加え混ぜる
- 薄力粉、ベーキングパウダー、シナモンパウダーを合わせてふるい入れ、泡立て器で混ぜる
- 粉が見えなくなったら、ゴムべらに変えて底から返すように混ぜる
- 型に生地を流し入れ、台に数回落として空気を抜く
- りんごを少しずつずらしながら並べ、上からグラニュー糖を振る
- 180℃に予熱したオーブンで35分焼く
- 焼き上がったらオーブンシートごと型から取り出して冷ます
アップルジンジャーブレッドのレシピ動画
レシピメモ
植物油の混ぜ方
卵(水分)に油を加えるときは、少しずつ加えることで水と油がつながりやすくなります(乳化しやすくなります)。
粉類の混ぜ方
粉類は一度に加えて構いません。
泡立て器で中心から外側に向かって円を徐々に大きく描くように混ぜると、粉と卵液が混ざりやすくなります。
★動画の4:30くらいをご覧ください。
りんごは紅玉がおすすめ
お菓子作りには、酸味と甘さのバランスの取れた紅玉がおすすめです。
また、紅玉は皮の色が赤くきれいに出ますので、お菓子作りにはぴったりです。
しょうがの皮をむく?むかない?
どちらでもお好みで構いませんが、私は皮をむいてからすりおろしています。
理由はこちらをご覧ください。
道具について

材料について
